Activities 2013

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2013の活動より

オーケストラの活動では、サイモン・ラトル指揮エイジ・オブ・エンライトメント管とのモーツァルトの最後の3大交響曲のヨーロッパ公演、ロジャー・ノリントンとのベルリオーズの幻想交響曲 、夏のロンドンのアルバートホールでのBBC Proms(プロムナードコンサート)、そしてロンドンの新しい古楽器グループ・アルカンジェロとのニューヨーク・カーネギーホールでの公演等が深く印象に残っています。

今年の新しい活動は、4月に私の住む南イギリスのケント州でサウンドネス・フェスティバルを開催したことです。音楽を振動の観点から捉え、音から瞑想と癒しに通じる経路を模索しました。美しい自然の中にある農園に宿泊しての土日のコースです。音楽と沈黙の瞑想音楽会の参加者からは、音楽を深くリラックスした精神状態で聴くことにより、頭痛が治ったとか、体と心の芯まで音によって洗われるような体験をした等の反響がありました。その他、グルジアの伝統的3声体合唱のクラス、音叉を使った振動療法の講義、マントラを歌っての瞑想会もあり、沈黙して緑の中を歩くカントリーウォークでは、大地を足の裏でマッサージする様に歩きながら、初夏のカッコー鳥の鳴き声を聞きました。地元の教会にゲストアーティストを招いてのコンサートもありました。

5月はボリビアのラパスに1ヶ月滞在し、ヴァイオリンと弦楽合奏の指導をしました。南米一の貧しい国で、クラシック音楽のレベルは高くありませんが、楽器の演奏が心の支えになっていて、皆熱心に勉強しました。才能は豊かにありますが、それを発展させる教育が受けられない所です。ボリビア・クラシカという組織が運営している音楽プログラムで、また今後も訪れることになる国だと思います。

恒例の7月のカリフォルニアのモンテシート音楽祭には今年は2人東京からも受講生が参加し、3週間のレッスンを共にしました。良い環境の中で音楽に専念できることが何よりの充電となります。他の講師陣との室内楽もあり、充実した時を過ごしました。 音楽祭の前にロサンゼルスの病院で廊下を廻って演奏する機会がありましたが、ヴァイオリンが鳴っている間は、病室から看護婦センターに看護婦さんを呼ぶボタンが押されず、珍しいことだと言われました。患者さんだけではなく、忙しく働く病院のスタッフの方々にも、一時の休息になったようです。このような音楽の持つ力を提供することが、これからの音楽家の活動に求められてくるのではないでしょうか。
  
           モンテシート音楽祭のクラス                                        モンテシート音楽祭の講師陣によるコンサート          
11月下旬から12月上旬にかけて日本リサイタル・ツアー、ピアノはアリスター・ビートソン、熊谷、高崎、浜松、名古屋、所沢、東京の各都市。


日本でのコンサート記録(1988以後)  日本語   English